2015年03月 読書記録

2015年3月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1177ページ
ナイス数:9ナイス

孤高の人〈下〉 (新潮文庫)孤高の人〈下〉 (新潮文庫)
読了日:3月26日 著者:新田次郎
「会議ファシリテーション」の基本がイチから身につく本「会議ファシリテーション」の基本がイチから身につく本感想
ファシリテーターになるためのテクニック紹介本。普段参加する会議で「その場限りの意見交換(愚痴)」にならないように、さっそく試してみようかしらん。
読了日:3月19日 著者:釘山健一
孤高の人〈上〉 (新潮文庫)孤高の人〈上〉 (新潮文庫)感想
山の事故なんかがあると、山は怖いね!とかまともに登ったこともないくせにしたり顔で話してしまう方の私ですが、登山の知識が無くても普通に楽しめました。文太郎はヒマラヤに行けるのかどうか。下巻に進みます。
読了日:3月5日 著者:新田次郎

読書メーター

2014年06月 読書記録

2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:589ページ
ナイス数:43ナイス

蒼穹の昴(4) (講談社文庫)蒼穹の昴(4) (講談社文庫)感想
文秀は、若い時の破天荒ぶりから、もっと型破りな存在として大成するのかと思いきや、思ったよりこぢんまりとまとまってしまった印象。春児の方は、占いが嘘だと知っていながら、運命に抗うさまがよかった。話としては、むしろここから先2人がどうなるのかが知りたくなった。
読了日:6月13日 著者:浅田次郎
へうげもの(18)へうげもの(18)感想
このマンガのオノマトペが地味なのは、狙っているのだろうか・・全体を通して、秀忠の奥さんお江の顏が怖かったのが印象的だった。殿様でも浮気がばれるのは怖いらしい。
読了日:6月2日 著者:山田芳裕
外国人社員の証言 日本の会社40の弱点 (文春新書 945)外国人社員の証言 日本の会社40の弱点 (文春新書 945)感想
日本人から見ると、ごく当たり前に感じることでも、国が違うとここまで違うということに気が付かされた。どちら側も言い分をしっかり聞けば、もっともという気もする。一番最後に出てきたタイ人の「そろそろ出家したいので、有給休暇は取れますか」は、あまりにも日本の現実とかけ離れているので、驚きを通り越して笑ってしまった。お互い違和感なく仕事ができるようになるのは、どれくらい先になるんだろうね。
読了日:6月1日 著者:小平達也

読書メーター

2014年05月 読書記録

2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2989ページ
ナイス数:162ナイス

蒼穹の昴(3) (講談社文庫)蒼穹の昴(3) (講談社文庫)感想
春児が出世してから、あまり出てこなくなったと思っていたら、最後に見せ場があり、文秀とのわだかまりが解消できたのもよかった。もっと古い時代の物語な印象だったけど、意外と最近だったのね。今更だけど。さて最終巻ではどうなるかな。
読了日:5月25日 著者:浅田次郎
サービスの天才たち (新潮新書)サービスの天才たち (新潮新書)感想
様々な業種で活躍するサービスの達人たちのエピソード集。すでに発売されてから十年以上経過している。現在の達人たちがどうしているのか、相変わらず卓越したサービスで成功し続けているのか、後日談が知りたくなった。
読了日:5月20日 著者:野地秩嘉
渚にて【新版】 人類最後の日 (創元SF文庫)渚にて【新版】 人類最後の日 (創元SF文庫)感想
核戦争後のオーストラリアに迫る放射能の危機。じわじわと迫りくる死の予感に人々はどう立ち向かっていくのかといった感じの内容。ラストあたりでは、読んでいる方まで寂しくなってくる。もし一か月後に地球が爆発するとして、はたして心安らかに余生を過ごすことができるだろうか。本の中に子供のいる家族も出てくるが、架空の話としてもいたたまれない気持ちになる。大佐の乗る潜水艦を見送るために、命尽きる前の短い時間を使い海辺へ車を飛ばす若い女性(モイラ)の姿は、悲しさを通り越してカッコよかった。
読了日:5月14日 著者:ネヴィル・シュート
君に友だちはいらない君に友だちはいらない感想
「慣れ合う友だちではなく、共に試練を乗り越える仲間を作ろう!」という本だった。成功するためのチーム作りと必要性について、表紙の7人の侍など、過去の事例を引きながら解説してくれる。仕事と全く関係ないところの繋がりと多様性は大切という部分は同感。
読了日:5月11日 著者:瀧本哲史
ランチのアッコちゃんランチのアッコちゃん感想
タイトルのアッコちゃんはかっこよくて、仕事もできて顔も広く、経験豊富なうえに美人と隙がない女性。付き合っている彼に振られ元気のなかった美智子が、パワフルなアッコちゃんに振り回されながらも、幸せになっていくお話が前半2話。後半の2話はアッコちゃん絡みはチラ見せ程度で別の話だった。が、以外にもアッコちゃんが出てこない第4話、ふにふに鼻歌を歌う明るい子が主役の「ゆとりのビアガーデン」が一番面白かった。
読了日:5月11日 著者:柚木麻子
([か]8−1)北里大学獣医学部 犬部! (ポプラ文庫)([か]8−1)北里大学獣医学部 犬部! (ポプラ文庫)感想
子供のころ、所謂「出会ってしまう」タイプだったらしく、軒下にいたり、どこからか迷い込んでくるネコを飼っていたのを思い出した。獣医学部で勉強しながら、延々と里親探しとは好きなだけでは到底続けていけなさそうだ。部を運営する上で、いろいろ問題もあるようだけど、続けていってほしいなあ。最後の馳氏の解説も、生き物を飼う覚悟が伝わってよかった。
読了日:5月7日 著者:片野ゆか
新装版 レモンをお金にかえる法新装版 レモンをお金にかえる法感想
子供向けに経済を教える絵本なので、すぐ読み終わります。これ以上ないくらい端的に説明されています。絵もかわいらしくて、何をしようとしているか一目でわかります。難しいことを、わかりやすく説明できるのはいいですね。
読了日:5月5日 著者:ルイズ・アームストロング
蒼穹の昴(2) (講談社文庫)蒼穹の昴(2) (講談社文庫)感想
西太后はもっと冷酷のイメージのキャラかと思っていたので意外だった。いじめようとしている上司に目をつけられながらも、春児が出世していくさまは痛快ですな。玲玲は文秀とは結ばれないのか・・3巻に進みます。
読了日:5月5日 著者:浅田次郎
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)蒼穹の昴(1) (講談社文庫)感想
物語に入り込むのに多少時間がかかったのと、中国式の名前に苦労した以外は、サクッと最後まで読めました。広大な中国を舞台に、文秀と春児を中心として物語は進みます。文秀は現代でも世渡り上手そうなイメージ。春児は浄身しないでほしかったな。二巻へ進みます。
読了日:5月2日 著者:浅田次郎
嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)感想
普段から西側の国々に慣れ親しんでいる者にとっては、ロシア(かつてのソビエト)やらチェコスロバキアルーマニアなどに関する情報は、表面的にしかわからない。地理的にアメリカより近くても、遠い国のイメージ。そこに暮らす子供たちは、日本よりはるかに多くの人種と肩を並べて暮らしていることを知った。最初から最後まで一気に読んでしまった。日本との考え方の違い(身体的な特徴を揶揄する云々)には、考えさせられた。東欧(中欧)に対する見方が、自分の中で変わった気がした。
読了日:5月1日 著者:米原万里

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2014年04月 読書記録

2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2452ページ
ナイス数:139ナイス

なぜか評価されないあなたへ 心に刺さる耳の痛い話なぜか評価されないあなたへ 心に刺さる耳の痛い話感想
タイトルとは裏腹に、耳に痛いという話ではなく、非常に納得できた。仕事で役に立ちそうなポイントがまとまっている。①ピンチでも「ちょうどよかった」と気持ちを切り替える②虫・鳥・魚の視点の切り替え③対極の筋力を鍛える④濃い時間の使い方⑤コミュニケーション力は技術、あたりを意識して行こう!と思った。
読了日:4月29日 著者:小笹芳央
勝負論 ウメハラの流儀(小学館新書)勝負論 ウメハラの流儀(小学館新書)感想
日本人初のプロゲーマーで、長く稼いでることでギネスにも載る人は、どんなことを考えているのか興味津々。いつもクールなイメージで、淡々とした印象だったのにも、実は理由が・・・。結果的に勝ちにつながる戦い方を、一般論として解説してくれる本。あとがきの「だってこの先、死ぬ瞬間まで、僕はずっと幸せでいられるのです」が印象的でした。
読了日:4月29日 著者:梅原大吾
すべらない敬語(新潮新書)すべらない敬語(新潮新書)感想
最新の「敬語の指針」とやらに、尊敬語、謙譲語Ⅰ(!?)、謙譲語Ⅱ〔丁寧語〕(!?)、丁寧語、美化語の五種類があるとのこと。それぞれの意味が分かっただけでも価値があったと思う。よくある敬語本と違って、どこそこの敬語の使い方がダメじゃなく、敬う気持ちが大切というのと、時代とともに言葉の意味や、敬語を使う人の意識も変わるから柔軟に対応すればいいんじゃないかっていうのはよかった。
読了日:4月27日 著者:梶原しげる
天地明察 下 (角川文庫)天地明察 下 (角川文庫)感想
やはり、関さんとえんさん絡みありましたね!碁打ちらしく、外堀をしっかりと埋めながら、用意周到に大和歴を採用させるあたりが春海らしかった。後半は上巻から出ていた主要なメンバーが次々といなくなり、一時代の終わりを予感させつつ、えんと春海が亡くなったところで終わり。伝記小説のようでした。
読了日:4月22日 著者:冲方丁
うまくいっている人の考え方 完全版 (ディスカヴァー携書)うまくいっている人の考え方 完全版 (ディスカヴァー携書)感想
合計50万部を突破したベスト&ロングセラーで、中心テーマは「自尊心をどう高めるか」とのこと。とても読みやく、サクッと読了。(読み始めるまでが長かった)翻訳の問題かもしれないけれど、個人的には微妙(いたって普通な)な内容が多かった。
読了日:4月18日 著者:ジェリー・ミンチントン
天地明察 上 (角川文庫)天地明察 上 (角川文庫)感想
囲碁と算術バトル時代劇withカレンダーな本でした。(なんのこっちゃ)さて、関孝和と「えん」がどう絡んでくるのか。(もう絡みなかったりして)下巻に進みます。
読了日:4月16日 著者:冲方丁
砂の女 (新潮文庫)砂の女 (新潮文庫)感想
砂の壁に囲まれる状況が、いまいち頭の中で映像にならなかったけれど、監禁状態の恐ろしさは伝わった。後半でやっと逃げ出せたのに、つかまって連れ戻されたときと、最後の逃げられるのに、逃げないと思った主人公の気持ちの変化に驚いたものの、案外そういうものかもしれないと、妙に納得してしまった。
読了日:4月13日 著者:安部公房
銀の匙 (岩波文庫)銀の匙 (岩波文庫)感想
時代は違うものの自分の子供時代にも、夢中になったことがあったと思い出させてくれる。今考えると、何がそんなに面白かったのかと思うんだよね。当時の子供の遊びで、今でも残っているものはあるんだろうか。凧揚げくらい?全編を通じて、伯母さんに感情移入して読んでいたので、最後が切なかったな。
読了日:4月9日 著者:中勘助
きよしこ (新潮文庫)きよしこ (新潮文庫)感想
最初のきよしこの説明で、巨人の星の「思いコンダラ」を思い出した。(例えが古すぎるか・・)言いたいことがあっても、吃音で自分の思うことが言えないっていうのは辛いね。どのエピソードも、読んでいると少年の気持ちに同化して、うれしくなったり悲しくなったりしてしまう。どんなに苦しんでいる人がいても、その人にはなれないから、でも、そばにいてあげることはできるっていうのは、心を温かくさせるなあ。
読了日:4月6日 著者:重松清
真冬の向日葵 ―新米記者が見つめたメディアと人間の罪―真冬の向日葵 ―新米記者が見つめたメディアと人間の罪―感想
マスメディアだけが、何を報道しても責任を取らないで済むっていうのは、不公平な気がしますね。あと、日本の新聞社で株式上場しているところが、一社もないっていうのは、知りませんでした。新聞やテレビのクロスオーナシップって何とかならないのかな。など、いろいろ勉強になる一冊でした。
読了日:4月2日 著者:三橋貴明,さかき漣

読書メーター

2014年03月 読書記録

2014年3月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3650ページ
ナイス数:134ナイス

サトリ(下) (ハヤカワ・ノヴェルズ)サトリ(下) (ハヤカワ・ノヴェルズ)感想
これでもかっていうくらい、デスフラグを乱立させながらも、見事に切り抜けていくニコライ。アクション映画を見ているような感覚で面白かった。謎だった暗殺者が、あの人だったとは、、意外でした。まー大体いつもわからないんですけどね。。本書は別な小説「シブミ」の前日譚らしいので、機会があったら読んでみようかな。
読了日:3月30日 著者:ドン・ウィンズロウ
サトリ(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ)サトリ(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ)感想
タイトルに惹かれて古本屋で購入。スパイ映画のように、様々な国の諜報機関が出し抜き合う筋書き。我らが主人公は、武術の達人であり、とある事情で顔を整形しイケメンに変身して中国へ潜入する。日本人の心を持つ男(登場人物の説明より)ニコライ・ヘルは果たして無事に生きて帰ることができるのか!下巻に進みます。
読了日:3月29日 著者:ドン・ウィンズロウ
下町ロケット (小学館文庫)下町ロケット (小学館文庫)感想
2冊目の池井戸作品。1つ前に読んだ「シャイロックの子供たち」より面白かった。特に社長の方針に反対していた佃製作所の面々が、大企業である帝国重工に対して、プライドをかけて立ち上がるあたりが熱かった。ハッピーエンドで読後感もよし!
読了日:3月27日 著者:池井戸潤
西の魔女が死んだ (新潮文庫)西の魔女が死んだ (新潮文庫)感想
最初の数ページを読み始めて、気が付いたら最後まで読破。そういえば、おばあちゃんって、いつ会っても優しかったよなと思い出させる、ちょっと不思議でどこか寂しいような本でした。
読了日:3月23日 著者:梨木香歩
ジェノサイドジェノサイド感想
不治の病に侵された息子を助けるために、コンゴに向かうアメリカの傭兵、父親の遺志を継いで、難病の治療薬を探す息子の話が、アフリカで誕生した新人類と絡んで、最後までハラハラする展開の話。進化した人類であるアキリの姿の描写に、宇宙人グレイを連想したのは私だけではないはず!後半は一気読みでした。
読了日:3月23日 著者:高野和明
第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)感想
「ふたりの証拠」の続編。始まりから現実と虚構が入り混じって、今までの話の何が正しくて、何が嘘なのかわからなくなる。実はこうだったんですよと明かされるたびに、「おぉ」と思わずつぶやいてしまった。三部作の構成も素晴らしく、どれもとても面白かった。
読了日:3月16日 著者:アゴタ・クリストフ
ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)感想
悪童日記の続編で、双子の片方リュカについての物語。双子であったはずなのに最後には本当に2人いたのか、実は最初から1人しかいなかったのではと不安になる。周りの人達も、戦争の影響で何かしらの傷を抱えて生きている中、ただ1人残ったマティアスと2人で暮らしていくリュカ。タイムスキップの後、兄弟クラウスが現れる・・とこの作品も面白く一気読みしてしまった。リュカがどうなったのか気になるね!
読了日:3月15日 著者:アゴタ・クリストフ
悪童日記 (ハヤカワepi文庫)悪童日記 (ハヤカワepi文庫)感想
戦争のために疎開せざるを得ない悲惨な状況なのに、主人公の双子にあまり悲壮感はなく、日記形式という文体のせいか、読みやすくラストまで淡々と進んでいく。やっと迎えに来た母親と、いつの間にかできていた妹の遺骨を部屋飾っておくあたり、あっさりと書かれているだけに怖い。ラストの父親への扱いは、最初から計画したものだったのだろうか。続きが気になる!
読了日:3月13日 著者:アゴタ・クリストフ
できる大人のモノの言い方大全できる大人のモノの言い方大全感想
なんとか読み切ったものの実践で使うかどうかといえば、すでに知っているもの以外は、たぶん使わないだろうなぁ。(覚えていないととっさには出ない)なるほどと思うフレーズは大全というだけあって、たくさんある。章の最後に書かれている「会話の鉄則」が短くまとまっていてよかったかな。
読了日:3月9日 著者:
文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)感想
旧世界と新世界を現在のように分けた理由は何なのか。家畜化できる動物がいて、種子の大きな植物が自生している環境にいることが、その後の人口増加や病原菌の耐性をあげることになるということらしい。下巻では言語や人口増加に伴う社会生活の進化などについて書かれている。一つ気になったのは「日本人が、効率のよいアルファベットやカナ文字ではなく、書くのが大変な漢字を優先して使うのも、漢字の社会的ステータスが高いからである」は、単純に同音異義語が区別できなくなり、かえって効率が悪くなるからじゃないだろうか。
読了日:3月9日 著者:ジャレド・ダイアモンド

読書メーター

2014年02月 読書記録

2014年2月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3479ページ
ナイス数:141ナイス

文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)感想
人類の進化が、なぜ今日のような過程を経たのか。膨大な文献と著者の深い洞察力で解き明かされる!病原菌にまつわる考察が面白かった。地球上から何らかの原因で人類が消滅したとして条件が同じであれば、やはり結果は同じになるのだろうか。などと妄想してしまう。
読了日:2月28日 著者:ジャレド・ダイアモンド
叱り方ハンドブック (シカリカタハンドブック)叱り方ハンドブック (シカリカタハンドブック)感想
同じ著者の「あたりまえだけどなかなかできない叱り方のルール」と内容はほぼ同じだった。違うのは具体的な会話例があるところ。鉄板な部分(感情的にならない、事実を指摘など)わかるけど、実際に本の通りにはできなさそう。個人的には回りくどくてストレスがたまりそうだ。。
読了日:2月26日 著者:齋藤直美
ネクロポリス 下 (朝日文庫)ネクロポリス 下 (朝日文庫)感想
謎解きの見せ場の一つだったケント叔父さんの登場に残念ながら驚かなかった。テリーとジミーの再登場のあたりでググッと引き込まれて、最後はどうなるのかと思ったら意外とサラっと終わった気がする。全体にもう少し短めで一冊くらいにまとまってるとよかったんじゃなかろうか・・と思ったり。
読了日:2月25日 著者:恩田陸
ネクロポリス 上 (朝日文庫)ネクロポリス 上 (朝日文庫)感想
本の世界感になかなか入り込めず、半分読むのにかなり時間がかかった。殺人事件のあたりから最後までは楽しんで読むことができた。ファンタジーなのかミステリなのか、つかみどころのない読後感。はてさて誰が犯人なのか下巻に進みます。
読了日:2月22日 著者:恩田陸
死刑でいいです: 孤立が生んだ二つの殺人 (新潮文庫)死刑でいいです: 孤立が生んだ二つの殺人 (新潮文庫)感想
タイトルが気になって手に取った。ジャケ買いならぬ、タイトル買いか。アスペルガー症候群発達障害ADHDなどの知識が無い状態で読んだので、理解が深まった。見た目でわからない病気・障害というのは、人に気付いてもらえないので、わかってもらえないのは辛いね。いろいろ勉強になりました。
読了日:2月12日 著者:池谷孝司
アクロイド殺害事件 (創元推理文庫)アクロイド殺害事件 (創元推理文庫)感想
世界推理小説中、5本の指に数えられる古典的名作!とのあおり文句に期待しながら読んだ。一番怪しくなさそうなレイモンドが犯人じゃないかと予想したけど全く違ってた(笑)しかし、ポアロが犯人に残した最後の逃げ道が自殺とは、、これって「犯人はヤス」の元ネタなんだろうか。
読了日:2月9日 著者:アガサ・クリスティ
パイド・パイパー - 自由への越境 (創元推理文庫)パイド・パイパー - 自由への越境 (創元推理文庫)感想
映画のサウンドオブミュージックを思い出した。(戦争で子供を連れて逃げるあたり)主人公ハワードが子供たちと戦火の中、フランスからイギリスに向けて旅をする話。自分の面倒を見るだけでも大変なのに、徐々に増えていく 子供たち。ハワードは優しいね。戦争で子供と離れ離れになる親の気持ちはいかばかりかと思わされる。
読了日:2月4日 著者:ネビル・シュート
困ってるひと困ってるひと感想
難病になり、国の力に頼らなければ生きていけない状態というのが、 どれほど大変なのかっていうことを、普段の生活の中で気にしていないことに気付かされた。 読み進める間に、思わず声を出して笑ってしまう場面やうるっと来る場面がいくつもあり、特に検査(生検)の描写では寒気がするほど。 重い内容だけど、生きていこうというポジティブな気持ちに救われる思いがした。
読了日:2月3日 著者:大野更紗
トヨタの口ぐせ (中経の文庫)トヨタの口ぐせ (中経の文庫)感想
以前読んだトヨタ本と共通する部分が多いような。。 と読みながら思い出した。すっかり内容を忘れてました! 読んだ直後は「なるほど」と感心した記憶があったような気も するんですけどね。 今度こそ、整理・整頓から初めてみようかと思います。
読了日:2月1日 著者:OJTソリューションズ
「教える技術」の鍛え方―人も自分も成長できる「教える技術」の鍛え方―人も自分も成長できる感想
かたいタイトル?とは裏腹に、内容は非常にわかりやすかった。 章ごとに復習テストや練習問題があり、理解度をチェックできるなど、 実際に講義を受けているような構成になっている。 大人数に何かを教えるようなことはないものの、少数に仕事を教える 場面などで、すぐに使えそうな考え方/技術が解説されていたので、 さっそく試してみたいと思う。
読了日:2月1日 著者:樋口裕一

読書メーター

2014年01月 読書記録

2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:4415ページ
ナイス数:252ナイス

『自宅で、30分でできるダンベルトレーニング』『自宅で、30分でできるダンベルトレーニング』感想
ダンベルは持っていたものの、使い方を全く知らなかったので、 どういった器具をそろえるといいのかといったところから勉強になりました。 準備体操、トレーニングメニュー、コラムや豆知識など解説も しっかりしています。 実技部分はポイントが写真でわかりやすくなっています。 最近では、YouTubeなどで各トレーニングのポイントを説明してくれる 動画もあるので、それらと合わせるとより効果的かと思います。
読了日:1月29日 著者:有賀誠司
自分の小さな「箱」から脱出する方法自分の小さな「箱」から脱出する方法感想
4年近く前に読んだ本の再読。 読むうちに内容を思い出して、読み切るのが早かった。 以前は「ふーん」という感じでだったが、今回は本のシチュエーションと 似た経験から、より引き込まれて読んだ。 自分が持ち歩いているであろう箱や自分への裏切りについて理解できた 気がする。 常に箱から出ていられるようにしたいね。
読了日:1月28日 著者:アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
シャイロックの子供たち (文春文庫)シャイロックの子供たち (文春文庫)感想
初 池井戸本! 解説に切なくなるとあったが、個々のエピソードが何か 他人事じゃないような気がして身につまされる。 家庭、仕事、人間関係など、どこかしら自身に重なるところがあり、 リアルに感じた。 後半に向けて謎が謎を呼ぶ展開になり目が離せなかった。 ラストも妙な余韻が印象に残った。
読了日:1月25日 著者:池井戸潤
海賊とよばれた男 下海賊とよばれた男 下感想
下巻は鐵造が、これでもかと国内外から叩かれてながらも、 自分の道を貫き通すが様が、最後まで痛快だった。 歴史に「たら・れば」は無いというけれど、 この人がいなかったら今の日本はどうなっていたのかと、 思わずにはいられない。 いやー面白かったです。
読了日:1月20日 著者:百田尚樹
海賊とよばれた男 上海賊とよばれた男 上感想
「永遠のゼロ」「影法師」の次に読んだ百田本。 個人的には、この本が3冊の中で一番よかった。 主人公の鐵造は、戦争という時代にほんろうされながらも、 己の才覚でのし上がっていく魅力的な人。 ただそれ以上に印象に残ったのは、飄々とした日田氏だった。 この人くらい人を信用したりされたりできる関係というのは羨ましいくらい。 もう一つ苦楽を共にした奥さんのユキが、 鐵造のために自分から身を引いたのは、そういう時代だったとしても何か割り切れない気持ちが残った。 戦後の混乱の中どうなっていくのか! 下巻に進みます。
読了日:1月18日 著者:百田尚樹
情報処理教科書 情報セキュリティスペシャリスト 2013年版情報処理教科書 情報セキュリティスペシャリスト 2013年版感想
予定よりだいぶ遅れてやっと一通り読んだ。 2013年度版の本だったのに、読んでる間に年越しちゃったよ(笑) 一回読んだ程度では記憶にあまり残ってない。 巻末の過去問も午後問題が惨憺たる出来だったけど、 二週目から精読して少しでも覚えていこうと思う!
読了日:1月17日 著者:上原孝之
不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)感想
相手からの応答・反応というコミュニケーションが弱くなっていることで、 対人の関係性も希薄になり、組織としても弱体化する。 馬にんじんによる金銭的インセンティブから、内発的・根源的感情に訴えるために「手ごたえ」を与えることで、協力関係を引き出すことができるとのこと。 つながりという意味では良くも悪くも、インフォーマルな活動は減ったなーと思う。社員旅行とか無くなったしな。 リアルな「人となり」を知るチャンスが減っているのは感じる。 「タコツボ化」は現在進行形だなー、どうしたものか。
読了日:1月14日 著者:河合太介,高橋克徳,永田稔,渡部幹
影法師 (講談社文庫)影法師 (講談社文庫)感想
ラストでもっと彰蔵の中の感情が爆発するのかと思ったら意外と (私の中で)あっさり終わってしまった。 と思いきや「袋とじ」を読んで、本編中あまり絡みの無かった 二人の気持ちがわかってよかった。 面白かったけど、彦四朗が少し「イイ人」すぎる感じかな。
読了日:1月14日 著者:百田尚樹
永遠の0 (講談社文庫)永遠の0 (講談社文庫)感想
575ページとなかなか読みごたえがあったが23日で読了。 戦争の結末がわかっていても、先が気になって時間を忘れて ページをめくっていた。 当時の軍上層部のダメさ加減と、現場兵士の苦悩が伝わった。 久蔵最後の特攻で爆弾がさく裂しないあたりに無常を感じる。 久蔵の遺志を継いだ元やくざの景浦や、 おじいさんの大石と松乃のやり取りにはグッときた。
読了日:1月9日 著者:百田尚樹
サロメ (岩波文庫)サロメ (岩波文庫)感想
途中まで読んで、最初からもう一度読み直した本。 独特の文体、西洋の昔ばなしっぽい。 ビアズレーの挿絵のせいか、妙にエロティックな雰囲気も漂う。
読了日:1月8日 著者:ワイルド
あたりまえだけどなかなかできない 叱り方のルール (アスカビジネス)あたりまえだけどなかなかできない 叱り方のルール (アスカビジネス)感想
叱り方のルール本ということで、101の大事なことがまとめられている。 中には同意しかねる?!項目もあったが、 信頼関係が一番重要というのは納得。 実際の場面で生かせるようにしたいと思った。
読了日:1月8日 著者:齋藤直美
プラチナデータ (幻冬舎文庫)プラチナデータ (幻冬舎文庫)感想
長い間積読状態だったのをやっと読破。 なぜかなかなか物語に入り込めなかったが、 ラスト3分の1くらいのところで先が気になり始め、 そのあとは一気に読了。 最後は、うまいことまとめたなと思った。 半分くらいの長さで、もっとテンポよく話が展開してほしかったかな。
読了日:1月2日 著者:東野圭吾

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