2014年04月 読書記録

2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2452ページ
ナイス数:139ナイス

なぜか評価されないあなたへ 心に刺さる耳の痛い話なぜか評価されないあなたへ 心に刺さる耳の痛い話感想
タイトルとは裏腹に、耳に痛いという話ではなく、非常に納得できた。仕事で役に立ちそうなポイントがまとまっている。①ピンチでも「ちょうどよかった」と気持ちを切り替える②虫・鳥・魚の視点の切り替え③対極の筋力を鍛える④濃い時間の使い方⑤コミュニケーション力は技術、あたりを意識して行こう!と思った。
読了日:4月29日 著者:小笹芳央
勝負論 ウメハラの流儀(小学館新書)勝負論 ウメハラの流儀(小学館新書)感想
日本人初のプロゲーマーで、長く稼いでることでギネスにも載る人は、どんなことを考えているのか興味津々。いつもクールなイメージで、淡々とした印象だったのにも、実は理由が・・・。結果的に勝ちにつながる戦い方を、一般論として解説してくれる本。あとがきの「だってこの先、死ぬ瞬間まで、僕はずっと幸せでいられるのです」が印象的でした。
読了日:4月29日 著者:梅原大吾
すべらない敬語(新潮新書)すべらない敬語(新潮新書)感想
最新の「敬語の指針」とやらに、尊敬語、謙譲語Ⅰ(!?)、謙譲語Ⅱ〔丁寧語〕(!?)、丁寧語、美化語の五種類があるとのこと。それぞれの意味が分かっただけでも価値があったと思う。よくある敬語本と違って、どこそこの敬語の使い方がダメじゃなく、敬う気持ちが大切というのと、時代とともに言葉の意味や、敬語を使う人の意識も変わるから柔軟に対応すればいいんじゃないかっていうのはよかった。
読了日:4月27日 著者:梶原しげる
天地明察 下 (角川文庫)天地明察 下 (角川文庫)感想
やはり、関さんとえんさん絡みありましたね!碁打ちらしく、外堀をしっかりと埋めながら、用意周到に大和歴を採用させるあたりが春海らしかった。後半は上巻から出ていた主要なメンバーが次々といなくなり、一時代の終わりを予感させつつ、えんと春海が亡くなったところで終わり。伝記小説のようでした。
読了日:4月22日 著者:冲方丁
うまくいっている人の考え方 完全版 (ディスカヴァー携書)うまくいっている人の考え方 完全版 (ディスカヴァー携書)感想
合計50万部を突破したベスト&ロングセラーで、中心テーマは「自尊心をどう高めるか」とのこと。とても読みやく、サクッと読了。(読み始めるまでが長かった)翻訳の問題かもしれないけれど、個人的には微妙(いたって普通な)な内容が多かった。
読了日:4月18日 著者:ジェリー・ミンチントン
天地明察 上 (角川文庫)天地明察 上 (角川文庫)感想
囲碁と算術バトル時代劇withカレンダーな本でした。(なんのこっちゃ)さて、関孝和と「えん」がどう絡んでくるのか。(もう絡みなかったりして)下巻に進みます。
読了日:4月16日 著者:冲方丁
砂の女 (新潮文庫)砂の女 (新潮文庫)感想
砂の壁に囲まれる状況が、いまいち頭の中で映像にならなかったけれど、監禁状態の恐ろしさは伝わった。後半でやっと逃げ出せたのに、つかまって連れ戻されたときと、最後の逃げられるのに、逃げないと思った主人公の気持ちの変化に驚いたものの、案外そういうものかもしれないと、妙に納得してしまった。
読了日:4月13日 著者:安部公房
銀の匙 (岩波文庫)銀の匙 (岩波文庫)感想
時代は違うものの自分の子供時代にも、夢中になったことがあったと思い出させてくれる。今考えると、何がそんなに面白かったのかと思うんだよね。当時の子供の遊びで、今でも残っているものはあるんだろうか。凧揚げくらい?全編を通じて、伯母さんに感情移入して読んでいたので、最後が切なかったな。
読了日:4月9日 著者:中勘助
きよしこ (新潮文庫)きよしこ (新潮文庫)感想
最初のきよしこの説明で、巨人の星の「思いコンダラ」を思い出した。(例えが古すぎるか・・)言いたいことがあっても、吃音で自分の思うことが言えないっていうのは辛いね。どのエピソードも、読んでいると少年の気持ちに同化して、うれしくなったり悲しくなったりしてしまう。どんなに苦しんでいる人がいても、その人にはなれないから、でも、そばにいてあげることはできるっていうのは、心を温かくさせるなあ。
読了日:4月6日 著者:重松清
真冬の向日葵 ―新米記者が見つめたメディアと人間の罪―真冬の向日葵 ―新米記者が見つめたメディアと人間の罪―感想
マスメディアだけが、何を報道しても責任を取らないで済むっていうのは、不公平な気がしますね。あと、日本の新聞社で株式上場しているところが、一社もないっていうのは、知りませんでした。新聞やテレビのクロスオーナシップって何とかならないのかな。など、いろいろ勉強になる一冊でした。
読了日:4月2日 著者:三橋貴明,さかき漣

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