2014年03月 読書記録

2014年3月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3650ページ
ナイス数:134ナイス

サトリ(下) (ハヤカワ・ノヴェルズ)サトリ(下) (ハヤカワ・ノヴェルズ)感想
これでもかっていうくらい、デスフラグを乱立させながらも、見事に切り抜けていくニコライ。アクション映画を見ているような感覚で面白かった。謎だった暗殺者が、あの人だったとは、、意外でした。まー大体いつもわからないんですけどね。。本書は別な小説「シブミ」の前日譚らしいので、機会があったら読んでみようかな。
読了日:3月30日 著者:ドン・ウィンズロウ
サトリ(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ)サトリ(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ)感想
タイトルに惹かれて古本屋で購入。スパイ映画のように、様々な国の諜報機関が出し抜き合う筋書き。我らが主人公は、武術の達人であり、とある事情で顔を整形しイケメンに変身して中国へ潜入する。日本人の心を持つ男(登場人物の説明より)ニコライ・ヘルは果たして無事に生きて帰ることができるのか!下巻に進みます。
読了日:3月29日 著者:ドン・ウィンズロウ
下町ロケット (小学館文庫)下町ロケット (小学館文庫)感想
2冊目の池井戸作品。1つ前に読んだ「シャイロックの子供たち」より面白かった。特に社長の方針に反対していた佃製作所の面々が、大企業である帝国重工に対して、プライドをかけて立ち上がるあたりが熱かった。ハッピーエンドで読後感もよし!
読了日:3月27日 著者:池井戸潤
西の魔女が死んだ (新潮文庫)西の魔女が死んだ (新潮文庫)感想
最初の数ページを読み始めて、気が付いたら最後まで読破。そういえば、おばあちゃんって、いつ会っても優しかったよなと思い出させる、ちょっと不思議でどこか寂しいような本でした。
読了日:3月23日 著者:梨木香歩
ジェノサイドジェノサイド感想
不治の病に侵された息子を助けるために、コンゴに向かうアメリカの傭兵、父親の遺志を継いで、難病の治療薬を探す息子の話が、アフリカで誕生した新人類と絡んで、最後までハラハラする展開の話。進化した人類であるアキリの姿の描写に、宇宙人グレイを連想したのは私だけではないはず!後半は一気読みでした。
読了日:3月23日 著者:高野和明
第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)感想
「ふたりの証拠」の続編。始まりから現実と虚構が入り混じって、今までの話の何が正しくて、何が嘘なのかわからなくなる。実はこうだったんですよと明かされるたびに、「おぉ」と思わずつぶやいてしまった。三部作の構成も素晴らしく、どれもとても面白かった。
読了日:3月16日 著者:アゴタ・クリストフ
ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)感想
悪童日記の続編で、双子の片方リュカについての物語。双子であったはずなのに最後には本当に2人いたのか、実は最初から1人しかいなかったのではと不安になる。周りの人達も、戦争の影響で何かしらの傷を抱えて生きている中、ただ1人残ったマティアスと2人で暮らしていくリュカ。タイムスキップの後、兄弟クラウスが現れる・・とこの作品も面白く一気読みしてしまった。リュカがどうなったのか気になるね!
読了日:3月15日 著者:アゴタ・クリストフ
悪童日記 (ハヤカワepi文庫)悪童日記 (ハヤカワepi文庫)感想
戦争のために疎開せざるを得ない悲惨な状況なのに、主人公の双子にあまり悲壮感はなく、日記形式という文体のせいか、読みやすくラストまで淡々と進んでいく。やっと迎えに来た母親と、いつの間にかできていた妹の遺骨を部屋飾っておくあたり、あっさりと書かれているだけに怖い。ラストの父親への扱いは、最初から計画したものだったのだろうか。続きが気になる!
読了日:3月13日 著者:アゴタ・クリストフ
できる大人のモノの言い方大全できる大人のモノの言い方大全感想
なんとか読み切ったものの実践で使うかどうかといえば、すでに知っているもの以外は、たぶん使わないだろうなぁ。(覚えていないととっさには出ない)なるほどと思うフレーズは大全というだけあって、たくさんある。章の最後に書かれている「会話の鉄則」が短くまとまっていてよかったかな。
読了日:3月9日 著者:
文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)感想
旧世界と新世界を現在のように分けた理由は何なのか。家畜化できる動物がいて、種子の大きな植物が自生している環境にいることが、その後の人口増加や病原菌の耐性をあげることになるということらしい。下巻では言語や人口増加に伴う社会生活の進化などについて書かれている。一つ気になったのは「日本人が、効率のよいアルファベットやカナ文字ではなく、書くのが大変な漢字を優先して使うのも、漢字の社会的ステータスが高いからである」は、単純に同音異義語が区別できなくなり、かえって効率が悪くなるからじゃないだろうか。
読了日:3月9日 著者:ジャレド・ダイアモンド

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